引き続きリフォーム用クロスのえらびかたについてお話していきます。
オレンジデザインコーディネーターのKと申します。
→リフォーム用クロスのえらびかた① はこちら
この回では、壁紙の貼り分けについて、また、濃色・柄物の壁紙についてお話したいと思います。
■壁紙の貼り分けについて
2種類以上の壁紙を使用する場合、入隅・ドアの枠・カウンター等で区切られた部分で貼り分けを行います。
いづれも該当しない場合、このように見切りを必要とする為、貼り分けの区画は慎重に検討する必要があります
また、メインの壁と天井(梁)のクロスは同じものをお選びいただくようお願いしております。
理由について以下にまとめましたのでご覧ください
また、梁(下り天井)と壁がひとつづきになっている場合もあります
天井と壁面の壁紙の貼り分けのルールがあいまいになり、錯誤が生じやすい為
基本的に天井と壁面は同じもので貼っていきます。
■濃色・柄物の壁紙について
壁紙は湿度や温度によって伸び縮みします。
また、地震やマンションの躯体の動きに追従する為、ずれる事も多々あります。
壁紙を貼る下地の色は淡色がほとんどである為、濃色の壁紙が縮んだりずれた場合
ヘリ同士が離れて下地が見える為、淡色の壁紙よりかなり目立ちます。
また、壁紙を貼る糊の拭き取り残りが出る場合があります。
淡色の場合ほとんど見えませんが、濃色だとかなり目立つ結果になります。
濃色の壁紙は小さな区画(90cm以内)や、照明があまり当たらない部分であれば
アクセントに適していますが、大きな部分を占める貼り付けの場合
職人さんの手腕以外にも温度や湿度の変化、下地の状態、マンションの造りなどが関わってくるので
広範囲の貼付には不向きです。
柄物クロスは柄合わせを行う為、無地クロスよりロスが多く出ます(+料金)
こちらもクロス幅90cm以下の貼付に適しています。
また複雑な形状の壁面に貼る場合、柄合わせが困難な為お断りさせていただく場合があります。
マンションリフォームをお考え中の方は是非オレンジデザインにご相談下さい。