4月に入り、すっかり暖かくなってきましたね。当社の周りでも桜が見頃を迎えており、満開の花びらに春の訪れを感じる今日この頃です。
さて、住まいのリノベーションを考える際、キッチンや内装のデザインに目が向きがちですが、実は同じくらい大切なのが「設備」の話です。
今回は、電気・給排水と並んで重要な「空調設備」、その中でも私たちの健康に直結する「換気設備」について深掘りしてみましょう

■1. なぜ換気が必要なの?室内空気の汚れとその原因
換気の目的を一言で言えば、「室内の汚れた空気を外の新鮮な空気と入れ替えること」です。
室内の空気を放置しておくと、目に見えないところで以下のような物質が蓄積され、健康や建物に悪影響を及ぼします。
汚染物質:主な発生原因
一酸化炭素:ガスコンロやストーブの不完全燃焼
二酸化炭素:人やペットの呼吸
粉じん:外から持ち込まれる花粉、タバコの煙、ホコリ
化学物質:建材や家具から発生するホルムアルデヒドなど
水蒸気:調理、入浴、部屋干し(結露やカビの原因に)
臭気:調理、トイレ、ペットの生活臭
これらの汚染原因を効率よく取り除き、常にクリーンな状態を保つことが換気の大きな役割です。
■2. 「空気の汚れ」を可視化してみよう
空気は目に見えないため、汚れに気づきにくいのが難点です。最近では、空気の状態を数値で確認できるデバイスが普及しています。
Airdog(エアドッグ)X5D高性能なCO2センサーとAQIセンサー(空気質指数)を搭載しています。
特にCO2濃度は重要で、換気が不足して1,000ppmを超えると、眠気や集中力の低下を招くため、換気のタイミングを知らせる良い目安になります。

SwitchBot(スイッチボット)CO2センサー
スマートフォンと連携できるのが最大の特徴です。
外出先からでもお部屋の二酸化炭素濃度を確認できるため、ペットを飼っている方や、帰宅前に空気を入れ替えたい方にも便利です。

■3. マンションの換気システムと「24時間換気」の重要性
よく「空気清浄機があるから大丈夫」というお声をいただきますが、空気清浄機はホコリや粉じんを除去できても、二酸化炭素や一酸化炭素を排出することはできません。
だからこそ、物理的に空気を入れ替える「換気設備」が不可欠なのです。
マンションで一般的な「第3種換気」
多くのマンションでは、「第3種換気」という方式が採用されています。
給気: 壁にある「換気レジスター(自然給気口)」から自然に空気を取り込む 排気: キッチン、浴室、トイレなどの「換気扇(機械)」で強制的に外へ出す
ここで注意したいのが、「寒さ対策で壁の換気レジスターを閉めっぱなしにしている」ケースです。
これでは出口(換気扇)があっても入口が塞がれているため、空気が循環せず、汚染物質が室内に溜まってしまい危険です。
法律で定められた「24時間換気」
現在の建築基準法では、シックハウス症候群対策として「1時間に0.5回以上、室内の空気が入れ替わること」を条件とした24時間換気システムの設置が義務付けられています。
リノベーションで浴室乾燥機・換気扇を設置する場合などは、必ず「24時間換気機能」付きのものを選び、常に動かしておくことが住まいを長持ちさせる秘訣です。
■4. 換気設備のこれから:熱交換換気のススメ
一般的な換気扇は、汚れた空気と一緒に「お部屋の快適な温度」も外に捨ててしまいます。冬ならせっかく暖めた熱を捨て、外の冷たい空気をそのまま取り込んでしまう。
これは非常に効率が悪いですよね。
そこで今、注目されているのが「全熱交換型換気システム」です。
全熱交換機とは?
外から取り込む新鮮な空気と、中から出す汚れた空気の間で「熱(温度と湿度)」を受け渡す仕組みです。
冬なら外の冷たい空気を、室内の暖かい空気の熱を利用して温めてから室内に取り込みます。
マンションリノベで導入できる2つのタイプダクトレス熱交換換気システム
壁の換気レジスター(給気口)の部分に設置するタイプ。大規模なダクト工事が不要なため、比較的簡易に導入できます。
ダクト式全熱交換型換気システム
天井裏にダクトを配し、家全体の空気を計画的にコントロールする本格的な設備です。
当社は、高性能な換気システムを展開する「株式会社リコシス」のFC加盟店です。
マンションの構造に合わせた最適な換気プランをご提案できますので、「冬の結露が気になる」「常に新鮮な空気の中で暮らしたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
デザイン性だけでなく、空気の質までこだわったリノベーションで、本当に心地よい住まいをつくりましょう。
マンションのリフォーム・リノベーションをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください♪
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