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連載企画『中古マンション買ってみた!フルリノベやってみた』#03 現調するK

  • 2025/12/27

さて、マンションの契約→ローン会社の選定→・・・と、なれば次は現地調査です!

現地調査とは、購入した(する)マンションの寸法を測ったり、水回りの配管や断熱などを調べたりすることです。
ミリ単位で計測し、実際のプランが本当に収まるのかを調べる為、リフォーム会社としては最初に行う重要な業務になります。

さて、私が契約したマンションですが、壁紙がぼろぼろになって剝がれています。
躯体についている断熱材が丸見えになっていますね・・・
よくご相談いただきますが、北側の居室は湿度でカビてしまう事が多いです。

天井の壁紙も剥がれているのですが、こうなってしまう理由の多くは直天井にそのまま壁紙を貼っている場合がほとんどです。
マンションの床や天井は『二重床・二重天井』『直床・直天井』というものに分かれます。

●二重床・二重天井、直床・直天井ってなぁに?

マンションの床は階下の住人にとっては天井にあたります。
その階層を隔てるものはコンクリートスラブというのですが、このスラブから居室までにどのような工事を施しているのかでそれは決まります。

スラブから軸を組みぶら下がった形になっている二重天井であれば、天井に付ける照明器具をある程度自由に動かすことができますが、
スラブにそのまま壁紙を貼っている直天井だとそうはいきません。画像のように照明器具もスラブに固定されています。

↑ こちらは二重天井です
スラブから離れて骨組みを作りこの下にボードを貼るので照明の融通が利きます

↑こちらは直天井です スラブから直で照明器具や煙感知器がついているのが見えます。
 こういった器具は簡単に場所を移動することができません。
 壁紙もコンクリート直に貼っていたものを剥がした跡が見えます。
 リフォームでは表面を整えた後、再度このスラブに壁紙を貼る事になります。

同じように二重床であればスラブに根太というものを設置して床を浮かせているので、床下を配管が通るため例えばキッチンの位置を大きく変えたりできるのですが、
直床はスラブにそのままフローリングを貼っている為、配管が通せないので基本的にキッチンの位置を大きく変える事はできません。

↑こちらは二重床です。スラブとフローリングの間が空いているのがわかります

↑こちらは直床です。手前が剥がす前のフローリングが貼られた床、奥はフローリングを剥がしています。スラブにそのまま床を貼っています

例えばその床と天井の仕組みひとつを取ってみても、現地調査を経て希望の間取りが叶うかどうかを判断する必要があります。
現地調査をしてみないと間取りのご相談もそうですが、お見積り金額がいくらになるのかもご説明が難しいのはそういうところにもあります。

さて、現地調査が終わったら、いよいよ間取りを考える作業にはいります!

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